どうも、みなさまオハコンバンチワ。ペロでございます。
遂にこの記事を書く時がきました。
デスコ最終巻。見事に完結です。
※すいません、今回は微妙にネタバレあります。気になる方は先に購入して読んでしまうことをオススメします。
デスコがカネコアツシ史上、最高傑作だった
以前こちらの記事で「デスコはカネコアツシ史上、最高傑作かも知れない」と書かせていただきましたが
マジで最高傑作でした。
本当にストーリーの軽快さといいデスコからマダムM、リーという主要メンバーのキャラクター、そして各々のエンディングまでが本当に何も言うことなしの最高傑作です。
「デスコってどういう話?」という人はこちらの記事をご覧ください。
デスコはカネコアツシ史上、最高傑作かも知れない - ばかあるき
とにかく、全てにおいて100点満点だったデスコ。本当に終わってしまったのが悲しいような不思議な満足感でいっぱいです。
「デスコ」と「BAMBi」
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デスコを読んでいて嫌が応にも比べてしまうのはやっぱり「BAMBi」でしょう。全く別の作品なので、どっちがすごいとか比べて優劣つけるのは本当にナンセンスなんですがひとつだけはっきり言えるのが「デスコの方が強烈すぎる」ということ。
物語もそうですが、コマの割り方なのかページの魅せ方なのか本当に「映画」です。特に最終巻でのデスコの魅せ方はマジで思い出すだけで鳥肌が立つほどかっこいい。あれはマジで名シーン。あんな魅せ方されたことないよマンガで。
話を戻しますが、デスコのキャラクター自体もバンビに比べてかなり強烈。
とにかくバンビは「無敵」なんですよね。基本雑魚キャラに負けないし泣きじゃくるのも最後の戦いのひとときだけ。そしてその泣き方にも「アクティブ」な感情が感じられます。
ところがデスコは全然「無敵」でもなく、結構簡単にボコられます。そして窮地になると泣きじゃくる泣きじゃくる。まるで赤子のように汚くみっともなく泣きわめきます。その泣いてる姿からは絶望や恐怖などの「ネガティブ」な感情しか感じません。
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— カネコアツシ (@kaneko_atsushi_) 2016年7月14日
『デスコ』は29話目!
デスこ、拉致られる⁉︎ pic.twitter.com/aENB2rsHFx
バンビにははま彼女なりの善と悪があり、彼女なりの正義がありましたが、こんなに感情を悲しみも恐怖も怒りも全てぶちまけるデスコはバンビと違い、善も悪も正義もなく本能の赴くままに「動く」だけ。
この理屈にならない強烈さがデスコの大きな魅力一つです。
デスコはとにかくエンディングが素晴らしすぎる
その動物的なデスコの「理解しがたい」部分が物語が後半になるにつれてものすごい魅力に変わっていき、最終巻ではこっちが「デスコ」の世界から置いていかれてしまいます。
本当に置いてかれてしまうんですよ。デスコから「ポイッ」と。このこっちを置いて行ってしまうあのエンディングは本当に素晴らしい。
最後の最後に各々がそれぞれの絶望の中に最後の希望に火が灯った瞬間、「ふっ」と横からバースデーケーキのろうそくを吹き消すように全ての光を決して、その結末まで決して見届けることはないあのエンディングは是非ともカネコアツシファン必見です。
マジで読んでて最終巻は2回くらい「うぉおおおおお!!!」って言っちゃうから。
この最終巻に向かってデスコの魅せ方を丁寧に描いてくれたこそ、最終巻のボルテージが一気に爆発するんですが、マジでマジでマジでこれは読んで。そんで誰か話しよう。あーもー誰かと話したい!
最後のシーンを読み終わった後に残るなんとも言えない切なさと喪失感がいい感じに気持ちいい、珠玉の名作です。
カネコアツシ氏「デスコ」まとめ
本当はもっといろいろ書きたいのですが、興奮してADHD全開でとっちらかりそうなのできるだけみさなんに新鮮な気持ちで読んで欲しいのでこの辺でやめておきます!
マジでデスコは読んだ方がいいぜ。
今年の一番はデスコで決まり。