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「漂流ネットカフェ」に見る押見修造の伝家の宝刀「10代の恋」

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どうもみなさん、オハコンバンチワ!ぴぃでございます!

 

前回、押見修造氏の最新作「血の轍」を読んで超グッと来てしまいったもんで

押見修造氏を読みあさってみようと思い「漂流ネットカフェ」を読んでみやした。

 

あーそうでしたそうでした。

ボクコレ1巻でギブアップしたの忘れてましたー

押見修造 「漂流ネットカフェ」あらすじ

妊娠中の妻・ゆきえと、些細なことからケンカしたサラリーマンの耕一。仕事帰りに豪雨に見舞われ、偶然立ち寄ったネットカフェで中学時代の初恋の人・果穂と再会する。しかしその直後に停電が起き、その場に居合わせた人々とともに、ネットカフェは異次元に飛ばされてしまう。

翌朝ネットカフェの外に出ると、見慣れた街は消え、代わりに湿原が辺り一面に広がっていた。果たして、耕一たちは元の世界に戻れるのか?

引用 : wikipedia

 あれですね。ざっくり言うと

「漂流教室」のネットカフェバージョンですね。

 

「漂流ネットカフェ」でもギラギラ光る押見修造氏の愛憎

そうなんですよ。

もう愛憎がギラギラ光るのは「惡の華」もすごいし、「血の轍」もすごいんですけど

ちょっと「漂流ネットカフェ」はダイレクト過ぎない?

っていうくらいぶち込んでくるので、当時のボクは1巻でギブアップでした。

 

 究極の状況になったら人が理性よりも本能の方で動いちゃうのもホントすごい分かるし、そのおかしくなっていくのが押見修造氏の手にかかると、絶妙にリアルでちょっと心拍数上がっちゃいます。

 

ただ、読み終えて分かる事は登場人物のほぼ全員の中心にあるものが「愛」だと言う事。この「愛」を中心に据え置く感じが押見修造氏は本当に上手。

 

「漂流ネットカフェ」に見る押見修造の伝家の宝刀「10代の恋」

中学時代の初恋の人・果穂とネカフェでひょろっと主人公が出会うわけですが、今の奥さん(しかも妊婦)と天秤にかけてちょっと揺らいじゃうこの感じ。

 

あーダメだね!男ってホントダメ!

でも揺らいじゃうよね!

 

もう勝手に呼ばせてもらってますが、押見修造の伝家の宝刀「10代の恋」のあの空気がこの「漂流ネットカフェ」でも「悪の華」ほど湿度が高くないですが、十分に蔓延しています。

ラストシーンがまた、その残り香を感じていいんだコレ。

 

甘酸っぱくて思い出に匂いまで残っているあの恋の感覚。

 

これを想い出の中で神格化させていって「願望」と一緒にシェイクしてできちゃったアルコール度数超高めのセックスオンザビーチみたいな恋の感覚の表現の上手さは、押見修造氏は神がかってる。

 

もう初恋の人が忘れられないあなた!

そんなあなたはコレ読むべきよ!

読んですっぱり忘れて明日元気に会社行きなさい!

 

「漂流ネットカフェ」が好きな人にはこのマンガがオススメ!

 タイトルで既にオマージュを感じる漂流の元祖「漂流教室」!

人間の本性の出方や絶望感、この切迫した空気にヒリヒリしたい方は「漂流ネットカフェ」にもヒリヒリしちゃうこと間違いなし。

 

同じく世界中が海に覆われるという異常事態の中、荒れ狂う人々とその中の様々な愛の形を描いた異色のパニックコミック。

独特な絵に取っ付きづらい人が多いですが、たまに見せる見開きの絵の圧力には圧巻です。さすがしりあがり寿先生。

しりあがり寿の真骨頂のエンディングは必見。

 

 異常な切迫した状況での愛の形で言えば、「狂四郎2030」は群を抜いています。

狂気と愛と暴力の混沌をここまで書き上げるのは、ワンピースの尾田栄一郎が師と仰ぐ徳弘正也氏のセンスがなければ無理じゃないかというほど。

おすすめです。

 

 以上!

「漂流ネットカフェ」ですた!

次はハピネスよもー!