どうも、みなさまオハコンバンチワ。ペロでございます。
いやはやタイトルで気になって読んでみたらこれまた問題作でございましたよ。
アングラサブカル好きにはたまらないこちらのご紹介。
宮崎夏次系氏「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」です!
- 「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」あらすじ
- 悲しくて切なくてちょっぴり笑える「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」
- 「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」は芝居にしたら最高じゃないか?
- 「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」
「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」あらすじ
夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない (モーニング KC)
好きなものは世の中にいっこでいい。大切なものに代えがあるのは、さみしいから。…
第一話「明日も触らないね」よりこれまでにないマンガ表現を模索する絵柄や描写で、評論家や目利きの書店員から2010年代を牽引する逸材として注目を集める宮崎夏次系の最新作。今作では、人間のあらゆる種類の「さみしさ」を描いた短編九本が収録されている
引用 : Amazon
悲しくて切なくてちょっぴり笑える「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」
出典:夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない/宮崎夏次系 【第一話】 明日も触らないね - モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト モアイ
上のタイトルに少しでもピンときたらこちらで第1話が無料で読めますので是非読んでみてください。
どうでしょう?
やっばいよね。
「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」はこの様な短編のオムニバスで出来ておりその全てが4番バッターというとんでもない作品。1話目がさっきの奴だからね。飛ばし好き。
「ちょっと絵が万人受けする絵じゃないないなー」と思ったけど、ストーリー自体が万人受けするものじゃないので関係ねっか!というより、しりあがり寿とか好きな人にとってはなおさらこういう絵の方がいいか。
各タイトルもかなり秀逸で
- 《第一話》明日も触らないね
- 《第二話》夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない
- 《第三話》リビングで
- 《第四話》わるい子
- 《第五話》ごらんJ組の様子を
- 《第六話》毎日
- 《第七話》石鹸
- 《第八話》なほちゃんの白いたまごやき
- 《第九話》妙な夢
と、タイトルだけでも心踊るモノばかり。特に6,7話目で急に「毎日」「石鹸」何てシンプルになってるところなんか「あぁココヤバそう」感がスゴイ。
この全話に共通してる「悲しさ」と「切なさ」が、全体を薄く覆う「狂気」に共鳴して笑いになり、本当に救い様がない話にも希望があったかの様に錯覚しちゃうこの白昼夢みたいな感覚は背徳感がすっごい。昼間からビールみたいな。
「なほちゃんの白いたまごやき」の卵焼きへの執着と裏切りなんかもうたまらないっすよ。理不尽なようでこの世の理がぶっ壊れたかのようなあの崩壊感は、くだらないようで殺人にも匹敵するものだもんなー。
ちなみにボクのオススメは
- 《第一話》明日も触らないね(愛は深いよねー逆流もありますしー)
- 《第二話》夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない(ちんちんでもいいんだ)
- 《第三話》リビングで(ボクもずっと嫌だった、誰にも言えなかった)
- 《第七話》石鹸(わからないことが多すぎてわからないだけなんだよね)
- 《第八話》なほちゃんの白いたまごやき(意味不明の涙がでるんですよこれ)
- 《第九話》妙な夢(歯車一個狂うだけで見つかる本音。言えるのが素敵。)
の4つが本当にオススメ。ってかほとんどおすすめ。
「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」は芝居にしたら最高じゃないか?
ん
出典:夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない/宮崎夏次系 【第一話】 明日も触らないね - モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト モアイ
そもそもお芝居を観劇する移動時間でこのマンガを読んだからかも知れないが、このマンガお芝居にしたら絶対にやばいと思うんですけど、どうでしょう。演劇関係の皆様。
内容もオムニバス形式で好きなところチョイス出来ますし、ちょっと場面が難しくかも知れませんが、演劇素人のボクとしてはただただ劇場でマジで見てみたい。だってさ
《第一話》明日も触らないね
《第二話》夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない
《第三話》リビングで
《第四話》わるい子
《第五話》ごらんJ組の様子を
《第六話》毎日
《第七話》石鹸
《第八話》なほちゃんの白いたまごやき
《第九話》妙な夢
タイトル自体がどこを切り取っても小劇のフライヤーとか似合うもんもうこれー!
知らん劇団でも「ん?コレどこでやるの?」までは気になっちゃうもーん!
王子劇場とかで18:00オープン18:30の遅めのスタートで18:15過ぎ位からいかにも社会に適合出なさそうな人がポツポツ集まってきていかにもウサンクセーおっさんがスッゴイ偉そうに関係者ぶってるなと思ったら観劇後に演者さんがヘコヘコ挨拶してて実際超偉いみたいな。
そういう空気で観劇したいような触れたいような、本当救いようの無い素敵な作品でした。
宮崎夏次系氏。最新作から過去作までちょっとチェックですね。
「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」
今回は何が言いたかったかというと
- 「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」はアングラサブカルっぽいけどマジで名作
- お芝居で上演する事があったら絶対ヤバいと思うし絶対観にいく
- 絶望の中の白昼夢の様なエクスタシーは他人事のみ美しい
いやぁめっけもんだったなー!誰か是非!上演!映像化じゃないよ!お芝居だよ!!
それでは!また!