どうも、みなさまオハコンバンチワ。ペロでございます。
えー、個人的に今年の一番は「デスコ」
そのあとに「骸積みのボルテ」がやばいとお伝えしましたが、
それどころじゃないのが出てきちゃったかも。
その名も「不滅のあなたへ」でございます。
今回も極力ネタバレを避けて書いていますので安心してお読みください!
それでは!行ってみよう!
「不滅のあなたへ」あらすじ
何者かによって
”球”がこの地上に投げ入れられた。情報を収集するために機能し、
姿をあらゆるものに変化させられる
その球体は死さえも超越する。ある日、少年と出会い、そして別れる。
光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……
刺激に満ちたこの世界を彷徨う
永遠の旅が始まった。これは自分を獲得していく物語。
『聲の形』の大今良時が贈る、永遠の旅。真っ白な魂で世界に降り立つ、邂逅の第1巻!──現実だけが自分が誰なのかを教えてくれる。だから僕は、旅に出る。
引用 : Amazon
「不滅のあなたへ」は各エピソードがマジで泣ける
あーもう一回読んでるからわかるんだけどこの2巻の表紙はやばいな!一回読んだあともう一回表紙戻って見てみてくださいよ。あーもう泣きそう。
話を戻します!
この作品のキーとなるキャラクターは3人で、主人公の「フシ」とそのフシにしか見えにない謎の「観測者」、そしてフシを追跡し襲いかかってくる「ノッカー」というモンスターと戦いながら、物語は進んでいきます。
と、いっても「観測者」と「ノッカー」の2人はあんまり登場頻度は高くないんですけどね。お話の進み方は主に、「フシ」が獲得する「変身人物」ごとのエピソード的な感じです。
生き贄にされる予定の幼女
愛する人を守るために醜い顔になってしまった少年
こんな感じですよ。こんなエピソード泣くっちゅうの。
フシは旅をしながら様々な人や動物、さらには物資への変身を獲得していき、出逢った人々とのふれあいによって言語や感情までを学んでいくのですが、さすが『聲の形』の大今良時氏、本当に涙なしでは読めない素晴らしく感動的なエピソードが毎回のごとく押し寄せてきて、1巻読み終えるたびにティッシュは必須でございます。
「不滅のあなたへ」の変身可能条件が切ない
そして、フシの生き物への変身可能条件が「対象が心に強く残ること」と「その対象が死ぬこと」。
つまり、フシが変身できる人物は全員「フシと非常に親しく」そして「すでに死んでいる」ということです。
もうこの設定が鬼やばいんですよ。たとえ元気にさようならをして別れた相手でも、或る日突然変身できてしまいその人の死を知ってしまうし、何よりその人になるというこの悲しさや切なさがマジでやばい。
ポジティブに考えればその人とずっと一緒とも言えますがいやー、ここのギミックはマジで秀逸です。 さすが大今良時氏。人の心を振るわせることに関しては天下一品ですね。
自分の慕った愛した人達の姿になりながら成長し「ノッカー」と戦い続けるフシの姿は本当に心震える。マンガファンには是非読んで欲しい今年の一押しです。
「不滅のあなたへ」まとめ
ちょっと今年の本命きちゃいましたね。デスコは個人的な一位なのですが、この「不滅のあなたへ」は「骸積みのボルテ」より全然やばいかも。「骸積みのボルテ」はこれからのところがすごい多いんだけどさ。
「不滅のあなたへ」は各エピソードごとに区切れて話が進むんだけど、本当にどのエピソードも秀逸なんだよなぁ。捨てエピソードなしっていうか、区切れてるんだけど繋がってるっちゅうか。本当にすごい。
是非マンガファンのみなさま、「不滅のあなたへ」はマジで要チェックですよ。